「ある娼婦の生涯」
Der Weg der Buhlerin


 

 1732年に発表されたホーガースの銅版画 A Harlot’s Progress(ある娼婦の生涯)は六枚から成る連作です。純朴な田舎娘が都会に出てきて、娼婦に転落したあげく病気になり、若くして死んでしまうという悲惨な物語が、以下の六つの場面で構成されています。

 

 

場面

第一図

ロンドン到着

第二図

金持ちの妾になる

第三図

街娼に転落

第四図

感化院で強制労働

第五図

病気と死

第六図

葬儀

 

リヒテンベルクはこの六つの場面ひとつひとつに、実に詳細な解説をほどこしています。上表中の図番号をクリックすると、それぞれの場面に対するリヒテンベルクの解説の抄訳(拙訳による)をお読みになれます。当該の版画画像をご覧になりながらお読みいただくと、いっそう興味深いかと存じます。

 

(参考:ホーガースの版画が見られるサイト)

・大東文化大学経営研究所「ホガース版画展」図録サイト(残念ながらすでに閉鎖されたようです)
http://www.daito.ac.jp/gakubu/keiei/Institute/zuroku/01-06.html

なお、上記サイトでは「遊女一代記」と訳されていますが、同一作品です。


Lichtenberg の部屋へ戻る