(1871-1914) | ||||||||||||||||||||||||||||
Christian Morgenstern(クリスティアン・モルゲンシュテルン)は、1871年に生まれ1914年に亡くなったドイツの詩人です。ちなみに1871年は普仏戦争が終結した年、1914年は第一次大戦が始まった年です。 モルゲンシュテルンはいわゆる「真面目」な詩も多数書きましたが、代表作はやはり諧謔(ユーモア)詩集の"Galgenlieder"(『絞首台の歌』)でしょう。 以下に彼の諧謔詩の魅力をキーワードで示し、それに対応する(と私が思う)作品名を挙げてみました。下線がついているものは拙訳でお読みいただけます。翻訳ではモルゲンシュテルンの巧みな韻の面白さが伝わらないのが残念ですが、無邪気なようでいて不気味、かつ謙虚でもある Galgenlieder の世界を、ぜひ一度のぞいてみてください。 |
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『絞首台の歌』に興味をもたれた方は、拙論「クリスティアン・モルゲンシュテルンのグロテスク:『絞首台の歌』に関する一考察」(PDFファイル)もぜひお読みください。 関連書籍・記事 (もっと『絞首台の歌』収録の詩を日本語で読んでみたい人のために) ・種村季弘訳 『絞首台の歌』 書肆山田、2003年 (とりわけ謎の生き物ナゾベームに興味をもった人のために) ・ハラルト・シュテュンプケ、日高敏隆・羽田節子訳 『鼻行類:新しく発見された哺乳類の構造と生活』 思索社、1987年 (平凡社ライブラリー版、1999年) (モルゲンシュテルン オオナゾベームという種が図版つきで紹介されています。) ・カール・D・S・ゲーステ、今泉みね子訳 『シュテュンプケ氏の鼻行類:分析と試論』 思索社、1989年 (『鼻行類』の後日談です。) ・宮内伸子「哺乳類の珍奇な新種と火星人がかつて現実世界へ侵入した話」『言語』 2001年5月号、大修館書店 (この拙文が、2003年の岩手大学の国語入試問題に素材文として採用されているのを、だいぶ後になって知りました。) ・ハインツ・ホリガー作曲「クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による6つの歌」が、2010年2月に、名古屋フィルハーモニー定期演奏会で日本初演されました。演奏会プログラムに掲載された歌詞対訳をここに転載します。(2014年9月19日に「スーパー・ソリスト meets 新日本フィル《ハインツ・ホリガー&新日本フィル》」と題したコンサート(於:すみだトリフォニーホール)で再演され、その際にも同じ歌詞対訳が配布されました。) ・宮内伸子「モルゲンシュテルン没後百周年に寄せて」が日本独文学会ホームページの文学コラム欄に掲載されました(2014年4月9日)。以下のURLをクリックするとお読みになれます。 https://www.jgg.jp/pluginfile.php/310/mod_folder/intro/0100.pdf |
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